第6回口腔外科冬期臨床研修会を開催するにあたって
東北大学大学院歯学研究科 顎顔面・口腔外科学分野
高橋 哲
皆さん。恒例のZAO Meetingの時期がやってまいりました。COVID-19の感染拡大により日常生活に大幅な制限がかかるようになって早いもので1年が過ぎようとしております。丁度昨年のZAO Meetingの直前の時期で、予定したMeetingはすべてキャンセルになりました。皆様の中には大変な思いをして蔵王まで来ていただき、そのまま帰られた方もおられると思います。この場をお借りしてお詫び申し上げます。さてこの一年でセミナーなどアカデミックな活動は、暗中模索の中、Webを中心に新しい方向に変わりつつあります。まさにパラダイムシフトです。今回の第6回Meetingはスキーや温泉には行けない代わりにWebで参加は無料となり、また1週間、On Demandで講義をじっくり聞いて最後にOn lineでディスカッションをするという新しい取り組みといたしました。Webinarだけですとどうしても Discussionがなくなるので物足りなさを感じておりましたが今回のWebinarはさらに一歩進んだ新しいWebinarの形になるのでは、と期待しております。講師はいつも手弁当でお願いしている、ZAO Meetingの顔となっている面々です。今回も楽しくまた有意義なMeetingになると思っております。そして来年の第7回こそはまたZAOの温泉とスキーありのMeetingに戻るものと期待しております。私も来年3月に退官を迎えますので、その集大成として考えております。COVID-19が1日も早く終息し、来年には口角泡を飛ばしながらのMeetingができることを祈念しております。
令和3年2月吉日